慰謝料

慰謝料

慰謝料とは、相手の浮気や暴力などの有責行為によってやむを得ず離婚に至った場合に、
これにより被った「精神的苦痛」について認められる損害賠償請求のことです。
[慰謝料が認められるケース］
・不貞（不倫や浮気など）
・暴行（配偶者に対する暴力行為、性交渉の強要など）
・性交渉の不存在など

［慰謝料額］
慰謝料の額は、平均して２００万円前後、通常の事例であれば
最高額でも５００万円程度であると言われています。
もっとも、どれだけの慰謝料が認められるかは、具体的な事案により異なります。
慰謝料を請求する者が受けた精神的苦痛を客観的に算定するのは困難です。
そのため慰謝料算定についての明確な基準はありません。
算定に考慮される要素しては、
・離婚原因となった違法行為の責任の程度
・精神的苦痛の程度
・社会的地位や支払い能力
・請求者の経済的自立能力
・請求者側の責任の有無や程度
などがあります。
ご依頼いただいた際には、これらの事情を考慮しつつ、
依頼者様と弁護士が話し合いをした上、事案に応じた交渉を行っていくことになります。